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| 糖尿病になると、長い時間をかけて少しずつ腎臓の機能が悪化していきます。特に高血糖を放置して約15年以上から30年くらい経ち、機能障害があるレベルを越えると生命の危険に迫る怖い状態になります(腎不全)。腎不全は糖尿病患者の死亡原因に約15%を占めます。 糖尿病性腎症の初発症状は、尿にタンパクが出ることです(タンパク尿)。タンパク尿は糖尿病の初期段階では時折見つかる程の微量に過ぎませんが、腎臓の障害と共にタンパク尿が増大していきます。タンパク尿が大量に出る前に治療をしっかりしておかないと、進行を食い止めにくくなります。 糖尿病の外来では畜尿をして頂き、その検査から24時間のクレアチニンクリアランスを測定し、腎臓でのろ過率などを調べます。その結果、医師は血液中のBUNやクレアチニンの濃度などで状態を把握します。 |
![]() <腎臓の断面図> |
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初期の頃はタンパク質が尿中に捨てられていても自覚症状はありませんが、ネフローゼと呼ばれる段階になると、足のむくみや全身のむくみが起こってきます。本来なら腎臓で排泄される筈の体液が全身にたまり、それが原因となって肺水腫を引き起こす患者様もいます。 進行すると、無くなった腎臓機能を人工透析装置で代替させ、体液のバランスを取る以外に手立てがなくなってしまいます。これには時間とお金が掛かり、患者様にとって大きな負担になります。保険は適応されますが、透析は一生続ける必要がある為、時間的・精神的負担はかなりのものになります。 |
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| 日本では新しく人工透析の治療に入る方が毎年8000人以上居るとされています。そのうち、糖尿病が原因と考えられる患者様の数は一位といわれています。 |
| <参考文献> 鈴木吉彦著 「はじめて知る糖尿病」 (主婦の友社刊) |