あなたの骨、元気ですか?

 普段の生活の中で、「私の骨、最近調子悪いな〜」と思うことは少ないと思います。しかし、気づかないだけで酷使しているかもしれません。
 骨の中身が粗く「す」が通ったようにもろくなった状態を骨粗鬆症といい、非常に折れやすい状態になってしまいます。
 この骨粗鬆症は全国で約1000万人いると推定され、特に中年以降の女性に多い病気です。しかし、昨今では無理なダイエットから、若い女性にも見られる傾向があります。

カルシウムの体内における吸収率
牛乳・乳製品 約50%
小魚 約30%
海藻・緑黄色野菜 約20%

 

 

 

Q 何故、中年女性に多いの?
A @ 女性は生まれつき骨が細く、食も男性と比べ細いため、カルシウムの摂取量も少ない。
  A 出産・授乳でカルシウムを大量に消費してしまう。
  B 閉経後、骨を守る女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が少なくなるため、急激に
  骨が弱くなってしまう。
 
   
   
Q カルシウムの吸収を妨げるものって何?
☆リン
  リンは幅広い食品に含まれているため、通常の食事ではほとんど不足することは
ありません。最近では食品添加物としてインスタント食品や加工食品・清涼飲料が

多く利用されているため、摂り過ぎてしまい、カルシウムとのバランスを崩し、骨が弱く

なっている傾向があります。

☆塩分
  塩分のとりすぎはカルシウムの尿中への排泄を促進させてしまいます。
☆アルコール・タバコ
  適度のアルコールは腸管からのカルシウムの吸収に役立ちますが、過度になると

腸管からの吸収を妨げます。また、煙に含まれるニコチンも腸管からカルシウムが吸収

されるのを妨げます。

☆その他
  ほうれん草に含まれる「シュウ酸」、豆や穀類に含まれる「フィリチン酸」、コーヒーに
含まれる「カフェイン」などの摂り過ぎは、カルシウムの吸収を阻害します。

 

Q.骨のカルシウムは、入れ替わるの?
A. 骨の重量の約半分はリン酸カルシウムから出来ています。このリン酸カルシウムは
水に溶けにくく、硬い骨が出来ます。骨は1回出来上がると、死ぬまで使えるものだと
思われがちですが、常に壊れたり、作られたりを繰り返しています。
  骨の組織内には壊す細胞と作る細胞があり、壊す細胞はリン酸カルシウムを溶
かしながら、骨を壊していきます。溶かし出されたカルシウムはそのまま血液などの細胞
細胞外液へ出て行ってしまいます。
  一方、壊された後から骨は作られていきますが、骨を作るカルシウムは細胞外液から
貰っています。
 
Q ピーク・ボーン・マスって何?
  一生を通して最高レベルに達した骨の量を指します。成長期には骨の量(骨の
カルシウム量)が急激に増加し、ある一定のレベル異常は増えなくなります。
これは個人差がありますが、大体30歳代で訪れます。
  その時期を過ぎると骨のカルシウム含量は年平均1%の割合で減ってきます。
このピーク・ボーン・マスは「遺伝的要素・男女差」「骨にかかる力」「カルシウムなどの
栄養の摂取とホルモン状態」によってきまります。