良質の蛋白質

 

 蛋白質を英語では「プロテイン」。しかし、語源はギリシャ語から来たといわれており、「大切な人」という意味があるそうです。タンパク質は水分に次ぎ、人体構成の17%くらいになり、皮膚や髪、血液、爪、筋肉、内臓はタンパク質で作られています。また、蛋白質は筋肉や骨、ホルモン、免疫細胞など身体の構成をしております。
 そのため蛋白質が不足すると粘膜が弱くなったり免疫細胞が少なくなったりとドンドン基礎体力が落ちていきます。


 人間の主なエネルギー源は、糖質と脂質ですが、蛋白質もエネルギー源になり一日の消費エネルギーのうち15〜17%は蛋白質から摂取するのが望ましいとされています。
 蛋白質の合成を助けてくれるのはビタミンB群や亜鉛です。これらも一緒に摂取して、免疫力を上げましょう!

 

 
牡蠣
(6.6g/100g)
 
まだこ
(16.4g/100g)
 
ほたて
(13.5g/100g)
 
豚(ロース)
(22.9g/100g)

 

 分解されたアミノ酸には20種類以上あり、体内では合成できないので、食品からしか摂取することができい必須アミノ酸(8種類)と、体内で作ることができる非必須アミノ酸に別れます。

必須アミノ酸
メチオニン
フェニルアラニン
リジン
トリプトファン
イソロイシン
ロイシン
バリン
スレオニン
(ヒスチジン)

 ミニコラム

 上記の必須アミノ酸の名前をみて、お気づきになりましたか?
 何処かで聞いた事のある名前がいくつが出ていると思います。最近話題の飲料水にアミノ酸飲料 というのがありますが、それはこの必須アミノ酸が沢山入っているので注目をされました。しかし、広告が少しオーバーすぎてしまったのか、これを飲むだけで記憶力が良くなるとかダイエットできるなど誤解が生じてしまったことも事実です。


 飲み過ぎて糖尿病になってしまったという症例をニュースになったことは、記憶に新しいはず。ポカリスエットやアクエリアスといった飲み物も汗をかいた運動後に飲むと体が乾いていて補給になるから良いとされていますので、普段からの飲み過ぎには十分注意しましょう!


 題名にもある「良質の蛋白質」とは、必須アミノ酸を多く含むものをいい、これは動物性蛋白質と食物性蛋白質とがあります。

種類
含有食品

効用 特徴

動物性蛋白質 牛豚鶏肉・魚介類・卵・乳製品 良質蛋白質を多く含むが、一緒に飽和脂肪酸も多く含むので、コレステオロール値の上昇や動脈硬化に影響する。
食物性蛋白質 大豆・枝豆・豆製品(納豆、豆腐、揚げ・みそ)玄米・ごま 必須アミノ酸が備わっていない場合もあるが、低脂肪である

 食物性蛋白質よりも動物性蛋白質の方が、より多くの良質蛋白質が含まれていますが、動物性蛋白質の食品は、動物性脂肪も多く含まれていますので、高脂血症や通風になったりします。
 食物性蛋白質と半々ぐらいで組み合わせましょう。

ミニコラム

 「魚・魚・魚〜魚を食べると〜♪頭・頭・頭〜頭が良くなる♪・・・・」っという歌を耳にしたこと、ありませんか?
 これは魚油中nー3系のEPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)というものが入っており、この作用は血小板凝固の抑制、血液凝固の減少を引き起こしてくれるのです。そのため、血液がサラサラになるといわれていますが、摂りすぎてしまってもかえって出血しやすくなってしまいます。
 そこで、理想的には動物性と植物性を半々に摂取する方がよいでしょう!50kgの人は1日約50gとなり、動物性と植物性を25gずつ摂取するのが理想的です。

 

 蛋白質が不足すると、成長障害、貧血、疲労など全身に障害が起こるので十分に摂った方がいいのですが、体の構成やエネルギーにも使われなかった蛋白質は体内蓄積されるので、食生活が豊かな現代では、摂りすぎからの肥満にも注意しましょう♪