Power of immunity

  免 疫 力

免疫力とは

 免疫力とは生体の防御システムで、病気に対する抵抗力のことをいいます。

一言でいうと「疾病(病気)を免れる」ことで、辞書で「免疫」をひいてみると

「体内に病原菌や毒素,その他の異物が侵入しても,それに抵抗して打ち勝つ

能力。また、異物と反応する抗体を使って発病を抑える抵抗力を持つこと。

転じて、物事が度重なるにつれて慣れてしまうこと。」と書いてありました。

例えば、風邪にかかったとき、最初は鼻水やくしゃみが出ます。この症状のとき体の

中ではウイルスが口・のど・目鼻などで暴れている状態です。このウイルスが防衛

ラインを撃破して体内に侵入してきたときが、本当の風邪をひいた状態になります。

 
 

 

 では、体の中でどのような戦いが行われているのか、見てみましょう!

【免疫細胞】
 まずは、各細胞の働きを見てみましょう!

主な免疫細胞
機能や担当

T細胞 @ヘルパーT細胞
        (Th1細胞)

     AキラーT細胞
        (Tc細胞)

@Th1細胞:キラーT細胞NK細胞マクロファー
        ジ
などを活性化する
 Th2細胞:B細胞を活性化して、抗体産生を
        促す

Aがん細胞やウイルス感染した細胞を破壊する

B細胞 抗体産生細胞により,抗体を産生
NK細胞 がん細胞やウイルス感染した細胞を破壊する
マクロファージ 病原菌などの異物を貪食する。抗原を提示する
好中球 病原菌などを貪食する
好酸球 病原菌などを貪食する(ヒスタミンなどのアレル
ギー反応物質を分解、アレルギー症状増大も
示唆されている)
好塩基球・肥満細胞

IgE抗体と結合し,花粉症、アトピーなどのT型
アレルギーの発症に関係する

 

 

《 風邪のウイルスが侵入してきたとき 》

@ まず、マクロファージが風邪のウイルスを食べて殺し,さらにNK細胞がウイルス
  感染細胞を破壊し,マクロファージが感染細胞を食べて掃除します。

A 指令細胞であるヘルパーT細胞は、キラー細胞に命令してウイルスと戦わせ
  ます。(高熱が出て咳も激しくなっているときはこの状態なのです)

B その一方で、ウイルスに対抗する抗体をB細胞に指示して生産させ、これで
  ウイルスを撃破します。この戦いでウイルスに勝てば風邪は治ります。それと
  同時にT細胞,B細胞がこのウイルスの情報を記憶し、再侵入してきたときは
  跳ね返すようにします。

このように免疫細胞は常に体の中で病原菌と戦いつづけています。しかし、環境
の変化やストレス、食生活の乱れなどによって私たちの現代人の免疫力は低下
する一方です。

 

 

 

免疫のための特定の器官はなく、骨随、胸腺、脾臓、リンパ節、血管、胃腸
などの器官や組織が協力しあって免疫系を構成しています。これらの器官・
組織で白血球、マクロファージ、T細胞、B細胞といった免疫細胞が働いて
います。

(異物への攻撃)

体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体や体内で発生したがん細胞などの
異物に対して、活性化した免疫細胞が攻撃します。その攻撃方法は2つに分類
されます。

直接攻撃:抗原に対して直接攻撃します。
       ●マクロファージ、キラーT細胞、
        ナチュラルキラー細胞、好中球など。
間接攻撃:抗原に対して免疫細胞がサイトカインや抗体などの
       「飛び道具」を放出して攻撃します。
       ●サイトカイン(インターロイキン、TNFーα、INF-γなど)、
       ●抗体など。

免疫力をUPさせやすい食事
@ 良質の蛋白質
A ビタミンA(βーカロテン)
B 食物繊維
C その他のビタミン類